彼は言った、『人は神と親しんでも、 なんの益もない』と。
あなたは言う、『これはわたしになんの益があるか、 罪を犯したのとくらべて なんのまさるところがあるか』と。
あなたがたは言った、『神に仕える事はつまらない。われわれがその命令を守り、かつ万軍の主の前に、悲しんで歩いたからといって、なんの益があるか。
主によって喜びをなせ。 主はあなたの心の願いをかなえられる。
彼は全能者を喜ぶであろうか、 常に神を呼ぶであろうか。
彼らは神に言った、『われわれを離れてください』と、 また『全能者はわれわれに何をなしえようか』と。
すなわち、災の日に悪人は免れ、 激しい怒りの日に彼は救い出される。
あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、 姦淫を行う者と交わる。
まことに、わたしはいたずらに心をきよめ、 罪を犯すことなく手を洗った。
あなたが正しくても、全能者になんの喜びがあろう。 あなたが自分の道を全うしても、 彼になんの利益があろう。
彼らは言う、『われわれが断食したのに、 なぜ、ごらんにならないのか。 われわれがおのれを苦しめたのに、 なぜ、ごぞんじないのか』と。 見よ、あなたがたの断食の日には、 おのが楽しみを求め、 その働き人をことごとくしえたげる。